薬局で働いていると、

患者さんや薬局で一緒に働いている人達も含め、不快な症状が出たら、すぐ薬を飲んで、嫌な症状をなくすのが当たり前。

と思っている方が多いなぁと感じています。

生理痛でダルいから、

痛み止め飲むのは当たり前だよね？

くしゃみや鼻水が出たら、

すぐ耳鼻科にかかってアレルギーの薬もらうのが普通？

なんか痒いから、

とりあえずかゆみ止めの薬塗っとこう？

本当にそれって薬飲まなきゃいけないほど

辛いのでしょうか？

私はハウスダスト、ネコなどの動物、花粉もアレルギーがあるので今の時期、くしゃみ連発で、鼻水が出る日があります。

でも特に薬は飲みません。

確かにうっとおしいし、気持ちのいいものではないですが、

あぁ今日は花粉めっちゃ飛んでるなーというお知らせとして受け取ってます。

また、数ヶ月に一回もんのすごく足が痛だるくなる事があります。たぶん坐骨神経からきてると思うのですが、、毎回足の痛みで夜もよく眠れません。

でも、2日ほどでおさまるのがわかっているので痛み止めは特に飲みません。

痛み止め飲んじゃうと、どこを触ったら、どこをストレッチしたら痛みがマシになるのか、どんな体勢が楽なのか観察出来なくなってしまうというのもありますが、

それは別に無理に我慢してるんじゃなくて、どうせ薬を飲んでも根本の解決にはならないことがわかっているから。

どうしても耐えられないことでない限り、

カラダがせっかく出してくれているサインをむやみやたらに抑えたくないからです。

もちろん、今日は大事な日でどうしてもコンディションをよくしておきたい！

そういう時にはお薬は飲んでもいいと思います。

もう症状が耐えられないほど、辛い。。それだったら飲んだ方がいいと思います。

お薬はよくないから全く飲んじゃいけないって痩せ我慢する必要はないし、飲んだからって罪悪感を感じる必要もないと思います。

薬を飲まないことの方に大きなストレスを感じるなら、飲んでもいいと思います。

ただ、カラダが自分の為に出している必要なサインである症状を薬によって無理矢理抑えるということはどこかでそのツケを払うことになることは知っておく必要があると思います。

症状は悪者ではなく、

カラダが自分の為に出してくれているサインなんだと思うと、抑えようという気がなくなりませんか？

症状を抑えるということは、

車の故障ランプがならないように電源からひっこ抜いてしまうようなものです。

確かにうるさくランプが鳴ることはなくなりますが、そしたら車は大変なことになりますよね？

カラダは症状を出して、それが無視され続けると、より重要な臓器へ症状を移します。

アトピー性皮膚炎でステロイドを使い続けて、喘息になってしまうのはそのためです。

カラダは気づいてもらえるまで、どんどん深刻な症状へと移っていきます。

まず、

もし、今あなたが何も考えず、薬をすぐ飲んでいるなら、

本当にそれって今すぐ薬が必要なのかな？

って一度立ち止まってみてほしいなぁと思います。

そして、本当は薬以外にも選択肢が色々あるという事も知ってほしいなぁと思います。

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