解熱剤は飲んだ方がいいの?

風邪やインフルエンザはだいぶ落ち着いてきましたね。

今年は咳が長く続く方が多かったように思います。

風邪の時に決まって出されるのが、

解熱剤💊


先生、お決まりのように必ずと言っていいほど出してきますよね。

お熱がありますと診察室で言うと、
自動で処方されるんでしょうね💦笑

薬局の窓口で
「熱があったので、とりあえず解熱剤飲んで今は熱下がってます。」

という患者さんや

「今もう38度くらい熱が出てるので、
帰ってすぐ解熱剤飲みますね。」

っておっしゃる患者さんがよくいらっしゃいます。


熱って、

出たらすぐ下げなきゃいけないんでしょうか?🤔



前回のお話にも繋がりますが、

熱も意味があって出ています。

熱が出るということは、

カラダが侵入してきたウイルスと一生懸命戦ってくれているということ。


解熱剤が処方される時、
目安としてだいたい38度5分以上の熱の時に飲んでくださいって説明を受けると思います。

でも、ウイルスは38度5分以上の熱で繁殖が抑えられます。


せっかくカラダが熱でウイルスをやっつけようとして、
これからだー!って時に解熱剤を飲んじゃったら、

カラダは
オイオイ、何してくれてるんだー!💦
ってなりませんか?

私は高い熱が出ると逆にヨッシャって思います。
高い熱が出せるということは、カラダに戦うチカラがちゃんとあるいうこと。

逆にカラダに他にやることが多すぎて、
血液の中のみんなが人手不足だと、熱さえ出せません。
熱が出ないのに、カラダがしんどく、いつまでも風邪の症状が続きます。

だから、
40度を超える高熱が続くというような特殊な場合は除いて、
お熱が出たら、解熱剤で邪魔をせずに、
今カラダはがんばって戦ってくれているだなぁと感謝をして、
心の中で応援しながら
ゆっくり休んでください🌿


ちなみに、インフルエンザの時はインフルエンザ脳症を引き起こす可能性があるため、ロキソニンやボルタレンは飲んではいけません。
だいたいインフルエンザの時に出されるのはカロナールという解熱剤だと思います。
ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)やボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)がお家にあっても、服用しないように注意が必要です。

ココロとカラダの声が聞こえない あなたへ。      現役薬剤師が伝えたいこと

周りの願いや期待にこたえる生き方から 本来の自分を取りもどして 心も身体も健康に

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